クリーニングとひとことで言っても、汚れや衣類の素材によって、その方法は異なります。
例えば、制服やスーツ等では襟や袖口、ポケット口の皮脂汚れ、ユニフォームの油じみ、ワイシャツの汗じみなどなど、それぞれに汚れの種類は変わってきます。
汚れの種類や使用されている素材によって、クリーニング店では適切な洗濯方法を選んでいるのです。

汚れや衣類の素材で異なるクリーニング法

クリーニング店での洗濯方法は4つに大きく分けることができます。専門の溶剤で洗浄するドライクリーニング、ドライクリーニングの衣類を水洗いするウェットクリーニング、専門の洗濯機で洗浄するランドリー、そして毛皮などに行う特殊品クリーニングの4つです。
制服・ユニフォームやスーツ、ワイシャツ等の家庭ではなかなか出来ないパリッとした仕上がりは、やはりプロのクリーニング店ならではですね。

最近の学生の制服は家庭でお洗濯できるものも増えていますが、袖口や襟などについた皮脂汚れは水洗いではなかなか落としにくいものです。
衣替えの季節にはドライクリーニングに出して皮脂汚れを綺麗にしておくと次のシーズンも良い状態で着ることができます。
また、会社の制服やユニフォームは、食品を扱っている場合、製造業の場合、事務系の場合とそれぞれの職業によって汚れの種類も変わってきます。
クリーニング店に依頼する際は、どのような職場で使用しているのかを伝えておくと良いでしょう。

専門店で行う種類

そこで、家庭とは異なる専門店での方法を紹介したいと思います。

ドライクリーニング

家庭での洗濯と大きく違うのがこの方法。水に洗剤を溶かすご家庭での洗濯とは異なり、石油系溶剤やパークロロエチレンという有機溶剤を使用して衣類の汚れを落としているのです。
この方法では油脂系の汚れをよく落とすことができ、ウールや絹、レーヨンといったデリケートな素材でも型くずれや縮み、風合いを損ねずに仕上げられるという利点があります。

しかし、汗や食べ物のしみ等の水溶性の汚れの場合は落ちにくく、素材によっては色落ちしたり痛んだりする場合があるため、事前に適した素材なのかどうかの取り扱い絵表示を確認しておく必要があります。
また、ドライクリーニングのみを行っていると、水溶性汚れの蓄積で衣類が黄ばんでくる場合もありますので、時々は汗汚れを落とすクリーニングを依頼するとよいでしょう。
稀に残留の溶剤で皮膚かぶれをおこす方もいらっしゃいますので、クリーニングから戻ったら、袋から出し、一旦陰干しをしてからしまうようにしてください。

ウェットクリーニング

衣類などに記載されている取扱い表示欄に、ドライクリーニング表記があるものを水で洗濯する方法です。家庭で行うような一般的な洗濯方法と変わりはないのですが、ドライクリーニングすべき衣類を水で洗うため、高度な技術と知識が必要です。
ドライクリーニングでは落とせなかった水溶性の汚れがある場合には、この方法を使用します。特に汗じみが多い場合は黄ばみの原因になるため、何度もドライクリーニングのみをかけていたり、夏服での衣替えで保管する際にはこの方法をおすすめします。

ランドリー

ワイシャツやシーツなど、水に対する耐久性の高い衣料品をお湯で洗う方法です。衣類の素材や汚れに合わせて、お湯の温度を調節し、石鹸・洗剤・アルカリ剤などで洗います。ワッシャーという専用の洗濯機を使うことで、生地を傷みにくくすることができます。
ただし、ランドリーは最も洗浄力の強い洗濯方法と言えますがデリケートな素材の場合は行えません。家庭では難しい立体的な仕上げも、大型のシーツも、様々なプレス機を使い綺麗に気持ちよく仕上がります。

特殊品クリーニング

毛皮や皮革製品、着物、カーペット等の特殊な製品のクリーニング方法です。